皆さま、こんにちは♪ SMARTの石田です。

送られた写真の中できれいな景色があったので、その一枚をのせます!

さて、本題です。

前回は『脳血管障害により忘れやすくなった(認知に問題が生じる)』をテーマにお話しをさせていただきましたが、、、

今回は『認知に問題が生じている方とのコミュニケーションについて』をテーマにお話をさせていただきます。

まず、コミュニケーションをとる前にすべきこと♪

コミュニケーションをとる前に収集できる正確な情報をしっかり入手する。

例えば・・・

・現病歴やこれまでかかった病気

・成育歴

・趣味など

この時に注意する点は

情報を得る際先入観を持たずに対等の一人の人としてとらえることが大切です。

それがいわば、、、

個人として尊重することにつながると思います!

コミュニケーションの手段

コミュニケーションにはさまざま手段があります。

相手の状況・状態に応じてコミュケーション手段を変える必要がありますので、いくつかご紹介します♪

1.言語的(バーバル)コミュニケーション

・言葉を媒介した意思疎通

・手紙

・文字盤

2.非言語的(ノンバーバル)コミュニケーション

.身振り.手振り

.ジェスチャー

.表情.姿勢

などです。

非言語的ノンバーバル)コミュニケションについて

心理学者のアルバート・マラビアン博士は、話し手が聞き手に与える印象がどのような要素で形成されるのか測定しました。その結果、話し手の印象を決めるのは、、、

言葉(バーバル)以外の非言語的(ノンバーバル)な要素で93パーセントの印象が決まってしまうことがわかりました。

やはり、第一印象が大切と言われていますが、その中でも、特に何に注意しなければならないかが分かってきますね!

マラビアンによる、非言語的(ノンバーバル)コミュにケーションによるもたらす実験結果。

1.顔の表情・・・55%

2.声の質(高低)、大きさ、テンポ・・・38%

3.話す言葉の内容・・・7%

話す言葉の内容は7%に過ぎず、残りの93%は顔の表情や声の質によって他人を判断していることが分かります。

私も、最初は認知機能に問題がある方と接するときは、何を話そうか、その話が伝わらなかったらどうしよと不安を抱えながらリハビリをしていたこともあります。

もちろん、その時はうまくリハビリが進まなかったことを覚えています。

ここからは、私の個人的な思いですが、認知機能に問題を生じている方は、人を見抜く力がすごくたけており、この人は信頼できるかなど直観力が鋭いです。

こちらが不安な気持ちを抱えたまま接すると、リハビリだけではなく生活上でもさまざまなことで拒否されることが多くなってくると思います。

認知機能に問題がある方は、その場の出来事を忘れてしまい、常に不安を抱えながら生活をしている方は、少なくありません。

その時感じた感情は長く残っています。そこで、ストレスや悲しみが溜まるとリハビリ拒否や暴力行為などに繋がってしまうことが多くなります。

認知機能に問題が生じているから、リハビリを拒否する、暴言、暴力行為をしてしまうのではなく、こちらがその原因を作ってしまっている場合も少なくありません。

認知機能に問題が生じている方は、怒った、泣いた顔などの中で笑顔の認識力は抜群に高いと言われています!

最後に

生活するうえで、リハビリするうえで、意思疎通が困難な認知機能に問題が生じた方と関わるときは、自尊心を尊重しつつ効果的なコミュニケーションを行い安心・信頼を築くことが大切なことだと私自身にも言い聞かせながらが日々リハビリに携わっています!

接し方自体が認知機能の安定や向上に向けた重要なポイントだと思います!

手間を取る行動やリハビリの拒否があったときは本人はどうして良いか苦しんでいるときです。

叱らないでくだい、説得しないでください、少し環境を変えてあげることで手間を取る行動や拒否が改善につながることがあります。

私たちは、認知機能に問題が生じた多くの方々をリハビリさせていただいています。

ご本人様だけでなくご家族の皆様との関係を大切にと考えています。ご本人様の為にもそしてご家族様の為にも息抜きは必要です。

専門家の私たちで少しでも協力が出来たらと思います。

認知機能に問題が生じた方でも思いはあります。

何かの形で表現をしています。その思いを大切に持ち続けられるようにご本人様の気持ちを汲むことが大切です。

これから、さらに穏やかに、楽しく過ごせるように、私たちSMARTがお客さまと一緒に話す訓練を進めさせていただきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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