こんにちは、SMARTの矢作です。

だんだんと暖かくなってきて、桜の開花が間近になってきました。

学校は卒業シーズンで新生活に胸を躍らせている方も多いのではないでしょうか。

今回は小児期療育卒業後の、いわゆる成人脳性麻痺の方のリハビリテーションについてご紹介します。


2017年に日本小児整形外科学会誌で報告された調査では、小児期療育卒業後の成人脳性麻痺者の内、26.9%で身体が硬く動きにくい、21.2%で運動機能の低下があると回答したと報告されています。

成人脳性麻痺者の二次的な障がいとして、通学などの外出機会の減少や療育リハビリによる歩行および運動機会の減少により、体重増加に伴う内科的疾患の罹患、車椅子使用が増えたことで移動能力の低下が問題となっています。

小児期療育では定期的にリハビリを受けることが可能ですが、卒業して成人になると療育でのリハビリを小児期と同様には受けることができず、7割以上が地域の整形外科等を受診しています。

小児期就学前は療育施設や病院、通園センターでリハビリが行われ、就学後は授業の一環として自立活動の時間などを活用してリハビリが行われています。

しかし、卒業後はリハビリを受けられる医療機関も限られ(多くは年齢制限もしくは利用制限が設けられています)、通所では送迎等が必要な場合も多く、制約が多い傾向があります。

結果として、リハビリ・運動の機会が減少し、卒業後比較的早期から筋緊張の増大、移動能力の低下、体力の低下が生じ、外出等の社会参加機会も減少してしまいます。


社会参加機会が減少することで、だんだんと今までできていたことができなくなってしまったり、新しいことにチャレンジする機会がなくなってしまったりすることも多いと思います。

私たちは少しでも「できること」を増やし、少しでも自立した生活を送って頂きたいと、願っております。

SMARTでは、成人脳性麻痺の方々へのリハビリ依頼も承っております。

身体機能の維持向上、日常生活動作の改善、社会参加のための活動等々、、、

社会参加のための外出練習、電車やバスなどの公共交通機関を利用する練習など、自費リハビリだからこそできる、幅広く柔軟なリハビリを提供させて頂きます。

また、普段から小児期療育卒業後の方々の介助をされているご家族の皆さんの腰痛予防、介助量負担軽減のための介助方法など、介助されるご家族向けのアドバイス等もさせて頂きます!


「できること」を増やすためには私たちに何ができるか?

たくさんコミュニケーションを取りながら、一緒に考えさせてください。

「できること」が増えれば、生活が変わります。

自分に自信を持ち、様々なことにチャレンジできるようになります。

新しいことにチャレンジする、そんなチャンスを少しでも多くの方に。


最後までお読み頂きありがとうございました!

成人脳性麻痺の方、そのご家族の方、「できること」を増やしたい方、ぜひお問合せください!

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