こんにちは。言語聴覚士の有賀です。

皆様、「フレイル」という言葉をご存知でしょうか？

フレイルとは、健康な状態と要介護状態の中間の段階を指します。

年齢を重ねていくと、心身や社会性などの面でダメージを受けたときに回復できる力が低下し、これによって健康に過ごせていた状態から、生活を送るために支援を受けなければならない要介護状態に変化していきます。

フレイルには「可逆性」という特性もあります。

自分の状態と向き合い、予防に取り組むことでその進行を緩やかにし、健康に過ごせていた状態に戻すことができます。

オーラルフレイルとは？

フレイルのきっかけともなるささいな口の機能の衰えを「オーラルフレイル」と呼びます。

硬いものが食べにくい、お茶などでむせる、口の中が渇くなどが挙げられます。

食事の前に「パタカラ体操」を習慣づけてみてはいかがでしょうか。

パタカラ体操

お口の機能をアップさせるための体操として、「パタカラ体操」があります。

唾液がよく出るようになる、舌が滑らかに動くようになるなどの効果が期待できます

「パ」「タ」「カ」「ラ」を、それぞれ５文字３回ずつ発音。

「パ」：唇をはじくように

「タ」：舌先を上の前歯に裏につけるように

「カ」：舌の奥を上顎の奥につけるように

「ラ」：舌をまるめるように

フレイル予防は、日々の習慣と結びついています。

病気・ケガ・成人病になりにくくするための身体を維持するという予防的な視点を持ち、栄養、身体活動、社会参加を見直してみましょう！

まだまだ暑い日が続きますが、しっかり栄養をお取りいただき、夏バテ、脱水にお気をつけください！

最後までお読みいただきありがとうございました！

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