笑顔や会話が増え、認知機能の改善が見られた園芸療法の事例|(株)SMART自費訪問|中央区・東京都内
みなさま、こんにちは!園芸療法士のちゃんです🌸
今年は例年よりも暑く、酷暑の日が続いておりますが、みなさまはいかがお過ごしでしょうか?
私はお客様が熱中症にならないように、日々園芸療法をしています!
さて、今日は園芸療法の事例をご紹介したいと思います。
お客様情報
90代前半 要介護 4 女性
介入前のご様子
・食事・入浴、レクリエーション以外は臥床して過ごされていました
・リハビリやマッサージに強い拒否があり、暴言や暴力が見られるため、介入できない状況が続いてました
・レクリエーションに参加される際は見学のみで、他者との関わりが少ない
・夜間に起きることが多く、説明しても理解できず、不穏になることが多い
・声掛けに対し、反応が乏しい
という方でした。
元々お花が好きな方でしたので、施設から「離床時間を増やしてほしい」と依頼があり、今年の1月より週2回(60分)の園芸療法を開始いたしました!
目標
【生活リズムを整える】
日中、活動をすることで覚醒時間が増え、夜間寝ることができる。
【認知機能低下の抑制】
園芸活動を通して、五感を刺激し、脳の活性化を図る。
結果
夜間の睡眠状況は図のように覚醒回数が減少しました。
そして、Candy日常会話式認知機能評価という認知症の方に見られる15個の会話の特徴について、自由な会話の中でその出現頻度をチェックする評価を、介入前と半年後に実施した結果、スコアが改善されました。
また、活動中だけではなく、日々の生活でもたくさんの変化がありました。
介入前 | 介入後 | |
意欲 | 「行きたくない」との発言が多い | 「今日も庭に連れてってくれるの?」と笑顔で仰る |
記憶 | 植えたものを見せても「覚えていない」 | 「この前植えたものを見に行こうか?」とご自身で仰るようになる |
理解・ 判断力 | 一つずつ作業を説明しながら取り組まれる | 「これ、切る?」とご自身で考えながら作業に取り組まれる |
コミュニケーション | 自ら話すことはほぼない | 「昔田舎で…」と自ら話をする ようになる |
他者との 交流 | 他入居者様と会釈 | 他入居者様と会話するようになる |
反応 | 突然機嫌が悪くなり、 不穏になることが多い | 日々の生活も不穏になることは 滅多にみない |
今回は認知症の方の事例を紹介させていただきました。
園芸療法についてはインスタグラムにて様子などを発信しています。
興味のある方はぜひ見てみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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