こんにちは!SMARTの井上です。

ようやく朝晩は涼しくなり秋の気配を感じるこの頃ですね。

季節の変わり目は体調を崩しやすいので気を付けて過ごしていきましょう。

さて、本日は多くの人が悩まされる腰痛についてのお話です。


腰痛の原因

まずは腰痛の原因について見てみましょう。

腰痛には原因が特定できる「特異的腰痛」と原因の特定できない「非特異的腰痛」があります。

腰痛診療ガイドライン2019によると、主な腰痛の原因として、

・椎間関節性 22%
・筋・筋膜性 18%
・椎間板性 13%
・狭窄症 11%
・椎間板ヘルニア 7%
・仙腸関節性 6%

と報告され、22%が原因不明の非特異的腰痛といわれています。

原因不明とはいえ非特異的腰痛については、身体にかかる力学的なストレスや心理的な要素も深く関わります。
すなわち、基本的な考え方としては、腰に負担のかかる力学的なストレスを明らかにすることと、心理的なストレスを緩和させることが重要となります。
痛みは脳が作っているといった話もあったりしますね。

腰痛を悪化させてしまう心理的要因~イエロー・フラッグ~

そもそも、痛みを感じること自体は主観的な要素ですが、主観的要素だからこそ心理的な要素が腰痛の改善や予防に非常に大きく影響されます。

イエローフラッグの例ですが、次のような考え方や態度を持っていないかどうかを確認することが重要になります。

・痛みへの恐怖心や不安感があり、いつも痛みのことばかり考えてしまう
・腰痛に関して誤った診断を告げられたり、不安を煽られたことがある
・自身の腰痛が重症であると思い込んでしまう
・積極的に社会復帰しようと思えない
・長期の安静や治療を必要以上に続けてしまう
・ストレスのある仕事が続いている
・配偶者やパートナー、家族と上手くいかないことが多い

腰痛診療ガイドラインでも、特に慢性腰痛と心理社会的因子が強く関連すると報告されています。

例えば、症状回復に対するマイナス思考を持つ場合では、12 週間以上通常業務へ復帰できていない頻度が約 2 倍高かったとされています。

また、腰痛改善の因子としては、運動習慣,若年齢、健康状態が良好で併存症が少ないこと、身体機能が高いこと、精神的機能が良好であることなどが報告されています。女性では、健康的な生活習慣(喫煙なし、アルコール摂取量が少ない、余暇の運動、フルーツおよび野菜摂取量が多い)が腰痛の予後によいとする報告もあります。

すなわち、腰痛の予防のためには適度な運動を取り入れた健康的な生活習慣とストレスに対する対処が必須になると考えられます。

腰痛に対する運動療法

腰痛に対しての運動療法の推奨度は高く、ガイドラインにおけるエビデンスの強さはBとされており、薬物療法と同様とされています。
また、運動することで気持ちが前向きになったり、メンタル面に対しても良い方向へ働きかけることができます。

とはいえ、腰痛に対してどのような運動を行うべきかはその人の状態によって様々で一概には言えません。

SMARTには、身体機能の専門家が多く在籍しておりますので、一人一人の身体の状態に合わせた運動を提供させて頂くことが可能です。


ご自宅から出るのが大変な方は、訪問をさせて頂き、リハビリを実施することが可能ですし、当施設まで来れれば通所のリハビリとして器具を使ったトレーニングを受けることが可能です。


腰痛などの身体の不調でお困りの方は是非一度ご相談ください!


最後までお読みいただきありがとうごいました!

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