こんにちは、SMARTの歐陽です!

去年に引き続き、今年も異常な暑さに襲われて、9月末まで残暑が続く日々です。

雷雨、台風など気候が不安定な時期に、原因不明の倦怠感、めまいなど体の不調を感じている方も少なくはないと思いますが、その原因は「気象病」かもしれません。

春、夏に体調不良で活動量を低下し、廃用に至る方はリハビリの現場にはよくあることですので、今回は「気象病」をテーマにお話しさせていただきます!

①「気象病」とは

「気象病」とは、気圧、温度、湿度などの変動によって起こる不調のことをいいます。

特に、もともと頭痛や関節痛がある方などでは、その症状が悪化することも少なくありません。

ただ、気象病の症状は、頭痛、関節痛、倦怠感などさまざま、肩こり、腰痛、線維筋痛症などがあります。

また、もともと気分が落ち込みやすかったり、だるくなりやすい、めまいなどの症状がある人も、気象変化によって症状が悪化します。

人により、気圧、気温、湿度があがる時に症状が出るか、下がる時に出るか違いもあるようです。

ただ、気温や気圧が急に変化する時に症状も悪化しやすいと言われています。

そのため、気象病は悪天候の最中だけでなく、天気が変化する前後に起こることもあります。

気圧、温度、湿度などの変化に対して体がうまく適応できないことによって症状が悪化するのが「気象病」と言われています。

そして、自律神経は交感神経と副交感神経、この2つの神経がバランスよく働いていることで体の恒常性が保たれています。

交感神経は、集中したり緊張したりすると優位になり、エネルギーを消費する変化をもたらします。

◯副交感神経は、睡眠中やリラックスしているときに優位になり、安静と消化を促します。

◯交感神経と副交感神経の作用により、しっかり動き、しっかり休むことで生活の良いリズムが保たれています。

それと現代人は、常に適温のエアコン環境下で過ごしていて、適切な運動と活動を保つ人が少なくなります。

そうした人は、温度変化や湿度の変化に体が慣れていないためにうまく適応できず、暑い時に汗をかけない、冷えた体がなかなか温められない、という状態が多いです。

そうなると、自律神経のバランスが乱れて不調を起こしやすいと考えられます。

②気象病になりやすい時期は?

台風シーズン:台風は低気圧のため、気圧変化が大きい。変動激しいため不調を起こしやすい

天気が崩れるとき:天気が崩れる2~3日前、回復するときなどに症状が表れやすい

季節の変わり目:特に春先は気温の差が大きく、気圧変動も大きいため症状が出やすい

梅雨時:湿気が多く、低気圧が続く。関節痛が悪化することも多い

③気象病予防もしくは対処法

頭痛や関節痛、倦怠感、めまいなどの気象病と関係が深い症状は、いずれも自律神経の乱れと密接に関わります。

そのため、自律神経の乱れを阻止し、規則正しい生活、栄養バランスの良い食事、心身のリフレッシュが自律神経のバランスを整えるための基本となります。

◎起床時間、就寝時間を決めて、体内時計をリセットすること。

◎朝に太陽の光を浴びることで体内時計がリセットされ、交感神経を活性化することで一日の活動に備えます。

◎睡眠の質を上げるため、起きている時にしっかり動き、寝る前に心身共にリラックスし、寝る準備をします。

◎朝晩涼しい時に屋外でさんぽしたり、暑い時に室内で下半身の運動をしたり、適切な運動を行います。

◎適切な運動により体内循環が巡ってくれます。食欲不振の防止にもなります。

◎腸の健康を意識し、糖質、たんぱく質、脂質をバランスの良い食事を取ります。

気象病を対策するため、ご自身に合う運動を行って、良い自律神経のバランスを保ちましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました!


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