皆さま、こんにちは! SMARTの石田です。

日本では、認知機能の低下が社会問題として大きく取り上げられるようになっています。

特にアルツハイマー型認知症の発症には遺伝子の影響が関わっているとされ、その一つが「APOE4」という遺伝子です。

アルツハイマー型認知症は世界で最も多いタイプで、全体の約6割を占めています。

日本では、先進国の中でも認知症の割合が高く、1000人あたり23.3人と報告されており、平均を大きく上回っています。


◆APOE4遺伝子とは?

APOE(アポリポプロテインE)遺伝子には複数のタイプがありますが、その中でも「APOE4」はアルツハイマー型認知症のリスクを高めることで知られています。

この遺伝子があることで、脳内の老廃物の処理が難しくなり、脳細胞に負担がかかりやすくなるとされています。

◆日本人に多い理由は?

日本人は他の民族と比べて、このAPOE4遺伝子を持つ割合が高いとされ、これが認知機能低下の多さに影響している可能性があると言われています。

しかし、APOE4を持っているからといって必ずしも認知機能が低下するわけではなく、環境や生活習慣も大きく影響します。

ですので、遺伝子だけが原因とは言えません!

◆リスク軽減のためにできること

たとえAPOE4を持っていたとしても、普段の生活習慣で認知機能低下のリスクを減らすことは可能です。

規則正しい生活、栄養バランスの良い食事、適度な運動、良質な睡眠はリスクを抑える助けになります。

また、『 社会的なつながり 』や『 新しいことへの挑戦 』も脳に良い刺激を与え、予防につながるとされています!

◆遺伝子の特性を理解し、前向きに取り組む

認知機能低下のリスクがあるからといって過度に心配する必要はありません!

日々の生活習慣を見直し、健康を意識した生活を送ることで、リスクを減らし、充実した日々を過ごすことが可能です。

今できることを前向きに取り入れていきましょう!

◆運動の効果について

個人差はありますが、運動を行うことで認知機能低下のリスクが大幅に減少する可能性があるとも言われています。

ある研究では、定期的な運動が認知症発症のリスクを約30%~50%低減するという結果も報告されています。

もちろん、運動だけで完全にリスクを排除することはできませんが、予防として非常に効果的な方法の一つです。

◆SMARTリハビリの取り組み

運動療法

皆さま一人ひとりの状態に合わせた運動メニューを提案し、共に取り組んでいきます。

認知症の進行を予防するには、早期のケアがとても大切です。

園芸療法 

APOE4を持つ場合でも、日々の生活に園芸療法を取り入れることで、認知機能低下のリスクを抑える助けになります。

五感 ( 視覚、触覚、聴覚、臭覚、味覚 ) を全て使い自然に触れ、体を動かし、心と頭をリフレッシュすることで、より豊かな生活を楽しみましょう。

五感を全部刺激できるのは『園芸療法』だけだと思います♪

認知機能が低下した方にも、伝えたい思いがあります。
認知機能が低下していても、心の中にはさまざまな思いや感情があり、それらは何らかの形で表現されています。

その気持ちを大切に受け止め、ご本人が持つ思いがいつまでも続くよう、寄り添っていきたいと感じています。

最後までお読みいただきありがとうございました!


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