こんにちは。SMART 理学療法士 佐藤万里子です。

今年もあと一か月。あの暑かった夏からあっという間に秋も深まりました。

秋といえば、スポーツの秋、食欲の秋、読書の秋などいろいろ思い浮かびます。

私はやはり芸術の秋でしょうか。

秋の空と雲はきれいですね。

休日に美術館やギャラリー巡りをするのが楽しみですが、この季節はますます遠方の展覧会への足取りも軽くなります。

その中でも私のお気に入りで、千葉の郊外に自然に囲まれた素敵な美術館があります。

ただ残念なことにその美術館が来年、資本効率の観点から休館するとの発表が今年発表されました。

こちらにはマークロスコという作家の「ロスコルーム」があり、私が美術鑑賞をする中で、唯一、絵画を鑑賞するのではなく「絵画から見られている」という体験をした作品が展示されています。

自分にとっては唯一無二の大切な場所ですが、経済優先の観点から考えると価値のないものになってしまうのかもしれません。少し寂しいような気がします。

ただ、無駄といわれることが日々の支えになっていることも少なくないと思います。

私にとってはアートですが、スポーツだったり、旅行だったり、毎日のスイーツだったり、友人や家族との何気ないおしゃべりだったり、推しのライブだったり。

それは、ただ生命活動を維持するためだけに生きるのではなく、自分らしく生きようとする人間の大事な栄養なのかもしれません。

さて、話は変わりますが、私は以前の仕事で、保険サービスの中での訪問リハビリで保険上残念な思いをしたことが何度かあります。

リハビリをもっと受けたいのに、制度上時間数で期間内に受けられるリハビリ時間が決まっていることや、リハビリの必要性を誰もがわかっていつつも、生活を維持するためのサービス導入優先のため、リハビリを削らざるを得ないなど。

そんな時は、必要とされながらも、無用なものとして認識されているようで切ない気持ちになることもありました。

そんな中、あるお客様に言っていただいた忘れられない言葉があります。

「みんな、私が楽になるように助けてくれるの。気持ちはうれしいのよ。でもね、私は自分でもう少し頑張りたいのよ。やってもらうだけじゃ嫌なの。リハビリに来てくれる人たちだけがわかってくれるの。私のやりたいことを、できるように考えてくれるの。みんなが無駄だと言っても私はリハビリ続けたいの」

誰かにとっていらないと思うものも、誰かにとっては生きていくためにとても大事なもの。

SMARTでは、一人一人の「やりたい」「大事に思っていること」を大切にしています。

お話を聞かせてください

目標に合わせて、回数や時間など相談しながらご要望に合わせてご希望に添えたいと思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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