みなさん、こんにちは。

株式会社SMART園芸療法士の張です🌸

6月に入り、関東も梅雨入りしましたね。傘が手放せないかと思いきや、猛暑日が続いています。

先日、ある施設で「園芸クラブ」をしてきました。

活動後に少し時間があったので、「梅雨(つゆ)といえば何を思い浮かべますか?」と皆さんに考えていただきました。「じめじめ」「カビ」「長靴」…と参加者が順番に答えていく中で、「そば!」と笑顔で答えた方がいらっしゃいました。「そば??」と一瞬戸惑いましたが、みなさんは連想できましたか?


さて、今日は園芸クラブについてご紹介いたします。

高齢者施設では、入居者の皆さまが充実した毎日を過ごせるよう、様々なレクリエーション活動が行われています。体操、塗り絵、脳トレ、音楽鑑賞、映画鑑賞、習字などなど…。

園芸クラブは、そうした活動の”園芸バージョン”です。植物を育てたり、育てた植物を使って創造活動を行ったりします。


ここで、園芸療法と園芸クラブの違いについて少しご説明いたします。

SMARTでは「個別園芸療法」や「2~3名での少人数園芸療法」のほかに、レクリエーション感覚で楽しめる「園芸クラブ」があります。

園芸療法は、対象となる方の状態やご希望に応じて個別にプログラムを組むため、1名または2~3名で実施します。一方、園芸クラブはその場に参加し、楽しむことが目的となることが多いので、大人数で参加できる活動です(人数が多い場合はスタッフのサポートが必須となります)。


次に、最近実施した園芸クラブのご様子をご紹介いたします!

先日訪問した施設のテラスに梅の木があり、実がなっていたので、園芸クラブの皆さんと一緒に梅を収穫し、梅シロップ作りを行いました。

園芸活動の中でも、収穫は特に盛り上がる作業のひとつです。

梅の木を囲みながら、「ここにある!」「あそこにも!」「大きいのがあるよ、取って~!」と参加者同士で自然と会話が生まれ、笑顔が広がっていました。

また、「こんなに採れた!」と手にとって、目で成果を確認することで、達成感や喜びにもつながります。認知症のある方でも取り組みやすく、反応の良い作業です。

そのほか、花や野菜の種まき・手入れ・収穫・調理しての食事会

施設内の花を使った花摘みや看板作り、押し花アートなどもします。

園芸療法や園芸クラブで使用する植物は外で購入するのも良いですが、私はあえて施設内にある植物を使うようにしています。その理由は、身近な植物を知るきっかけとなり、施設の庭に興味を持っていただけるからです。こうした工夫によって、園芸療法の時間以外にも自然と庭に出る機会が生まれ、日常に楽しみが広がっていきます。


先日、月2回の園芸クラブ・個別園芸療法・庭の植栽のサポートで訪問している施設の方から、嬉しいお言葉を頂きました。

「当館に関わっていただいてからいろんな所で彩りが加えられて、皆様が嬉しそうにされていることが増えました。とても感謝しています」

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

あなたの施設でも、園芸に関する活動を取り入れてみませんか?

植物を通じて、お客様の日々が少しでも彩られるよう、お手伝いいたします。

ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。


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