大腿骨骨折術後のリハビリ事例紹介|㈱SMART自費訪問|通所リハビリ 東京都内
こんにちは、SMARTの歐陽です!
長い冬もいよいよ終わりに近づいてきました。
寒い冬の中、引きこもり生活が続くと、活動量の低下逆上により転倒リスクは高齢者の大敵です。
厚生労働省「国民生活基礎調査」(令和元年)より、高齢者の介護が必要となった原因として、「骨折・転倒」は、「認知症」、「脳血管疾患(脳卒中)」、「高齢による衰弱」に次いで4番目に多い(13.0%)です。
その中、医療機関から寄せられた事故情報より 、令和3年3月末までの6年間に発生した 65 歳以上の高齢者による住宅での転倒事故の情報が 299 件寄せられています。
発生場所別件数では約半数が住宅で発生、年代別・男女別件数につきまして、 前期高齢者(65~74 歳)が 91 件に対し、後期高齢者(75 歳以上)が 208 件です。
また、男性が 112 件に対し、女性が 187 件あります。
症状別・処置見込みにつきまして、擦過傷・挫傷・打撲傷が 134 件で最多、骨折が 85 件で次いで多く発生しています。
骨折の場合は要入院が 66 件(78%)、要通院が 17 件(20%)、それと骨折の部位につきまして、「脚・足」の骨折が約半数の 41 件(48%)あります。
転倒の予防、転倒リスクの早期チェックはとっても重要ですが、転倒後では、どうやっていつもの日常を取り戻すのも、一刻も早く対処しなければならない問題です。
SMARTも転倒後の回復リハビリに力を尽くしています!
以下は過去の事例を簡単に紹介させていただきます!
事例紹介①
N様90代 女性
診断:アルツハイマー認知症、胸腰椎圧迫骨折、大腿骨転子部骨折観血的骨接合術術後
介入頻度:40分、合計3.5ヶ月1ヶ月目は週2回、2.5ヶ月目から週1回
目標:転倒前の活動レベルに戻りたい
リハビリ内容:転倒リスク評価より環境調整、動線ルート確認起居動作訓練、立位バランス訓練、室内歩行訓練、日常生活動作訓練
介入前:施設自室内トイレ付近で転倒し、大腿骨転子部骨折を診断され、観血的骨接合術を行いました。転倒前には居室内伝い歩き、施設内手引き、歩行器見守りレベルでした。退院後は膝折れが残存しているため、両脇窩から中等度介助で短距離歩行レベルでした。
介入後:3.5ヶ月後は連続歩行20分可能での施設内歩行器移動見守りレベル、起居、起立動作は自立レベルになりました。歩行器の操作方法を忘れたことがあるため、歩行器歩行は基本的見守りですが、歩く途中、立位で手離したり、ものを取ったりする動作はバランスに問題なくできていました。
事例紹介②
T様70代 女性 要介護5
診断:前頭側頭型認知症、大腿骨頸部骨折術後
介入頻度:40分、合計3ヶ月1ヶ月目は週5回、2ヶ月目は週3回、3ヶ月目は週1回
目標:一人で転倒リスクなしで歩けるように
リハビリ内容:転倒リスク評価より環境調整、動線ルート確認起居動作訓練、立位バランス訓練、歩行訓練(屋内/屋外)、日常生活動作訓練
介入前:前頭側頭型認知症により、施設で転倒し、大腿骨頚部骨折骨接合術を行い、転倒前には室内歩行見守りレベルが、退院後は手引き歩行中等度介助レベルでした。
介入後:3ヶ月後は室内移動遠位見守りレベル、起居、起立動作は自立レベルになりました。家族様の希望より屋外歩行訓練を実施し、終了時は旦那様とお二人で近くのカフェまでお散歩にいきました。
認知症により危険認識は低下していますが、適切な評価により目標を設定し、体力とバランス能力を保ちつつ、認知症があっても、もう一度お望みの生活で生きることができます!
最後までお読み頂きありがとうございました。
転倒予防には何をする方がいい?
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