こんにちは、SMARTの井上です!

あっという間に2023年も終わりに近づいてきましたが、いかがお過ごしでしょうか。

年末年始にかけての忙しさで体調も崩される方が多いですので、日々気を付けながら過ごしていきましょう。


さて、本日はSMARTにも多くご相談の寄せられる側弯症についてのお話です。

側弯症とは

背骨の側屈と回旋を伴った変形を側弯症といいます。

背骨そのものが変形する構築性側弯症と変形は生じずに生活習慣などの代償として弯曲が生じる機能性側弯症に大きく分かれます。

特発性側弯症は構築性側弯症の6〜8割を占める原因不明とされる側弯症です。遺伝の関与も指摘されており、発生は人口の2~3%、女性に多いと言われています。

側弯症の死亡率は一般と比べて大差なく、命に影響を及ぼすものではありません。しかし、Cobb角80~100°以上の場合は胸郭不全症候群といわれる状態になり、心肺機能の障害をきたすといわれています。

変形角度の増悪を防止することが基本的な治療方針で、その為に装具療法、運動療法、手術療法が選択されます。


側弯症の運動療法について

側弯症の運動療法については、現在の医療保険下ではエビデンスが足りないとされ、提供されていません。

しかし実際は腰痛も膝痛も運動をする本人自身の影響が大きいため、一般的な運動療法もエビデンスレベルが低いです。

つまり運動療法の効果レベルに関しては、側弯症に限ったものではありません。

海外では運動療法によって側弯角度が減少した多数の報告もあり、国際的な組織であるSOSORT(The Society of Scoliosis Orthopedic Rehabilitation and Treatment)を中心に世界各国で運動療法をはじめとした保存療法の効果を科学的に検証し始められています。

SMARTで提供する側弯トレーニング

SMARTでは、側弯症に対してのトレーニングに精通したスタッフが対応しています。

SOSORTでも提案されている、ドイツの側弯症の運動療法であるシュロス法の考えをもとに、理学療法やピラティスの考えも取り入れて、包括的に運動指導や生活指導を行っています。

小学生以下の思春期特発性側弯症や、先天性脊椎症、偏った身体の使い方が原因となってくる機能性側弯症、神経線維種症などの難病に伴う側弯症、高齢者の方の骨粗鬆症に伴う脊椎の変形による側弯症など様々対応可能です。

トレーニングにどの程度取り組めるかにもよりますが、角度が減少した方、痛みが減らせた方などいらっしゃっております。

ご相談もいつでもお待ちしておりますので、お困りの方はお気軽にご相談ください!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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