園芸療法ができて幸せでした|(株)SMART自費訪問|中央区・東京都内
みなさま、こんにちは!株式会社SMART園芸療法士のちゃんです🌷
今日の東京はあいにくの雨です。お客様と窓越しで外の景色を見たら「春雨だね!」とお客様が仰っていました。
みなさまは春雨と聞いて、最初に思いつくものはどんなものでしょうか。
お鍋に入れて「食べる」春雨でしょうか?それとも「春に降る」春雨でしょうか。
ちなみに、私は「春に降る」春雨は初耳でした!お客様と会話する中で、いつもたくさんのことを教えてもらって、少しずつ賢くなっています🌞
さて、今日は私が園芸療法をやっていて良かったと思った話をさせていただきます。
先日、私が大変お世話になった、とてもとても大事なお客様がご逝去されました。
2020年10月から約3年半、関わらせていただきました。
ご家族にお声かけいただき、お別れの会に参加させていただきました。
その時、この仕事をしていて良かったと、心から思いました。
会場には、今まで作成した園芸ノートが並べてありました。
園芸ノートは、園芸療法の際にその日の記録を書いていただくものです。
日付や活動内容、感想など…。活動中に撮った写真も記録として残しています。
3年半の間で、4~5冊の園芸ノートがたまっていました。
並べてある園芸ノートに私も思わず手に取りましたが、今まで園芸療法中のご本人の写真やご本人が書かれた文字、その時の感想など、ご本人と過ごした園芸療法の時間がたくさん思い浮かびました。
お別れの会に参加された方々も園芸ノートを見て、たくさんのお言葉をいただきました。
「○○さんはこんな感じで楽しんでいたんですね」
「最期はこんな感じで過ごせて良かった」
「○○さんは園芸療法ができて幸せだったと思います」
園芸ノートを通じて、なかなかお会いできなかったご家族も、会えない間のお客様の様子を知ることができたようです。また、最期までご本人らしく過ごせたことも知れたと思います。
園芸ノートは、本来記憶の定着を目的に作成していただきていますが、「こうやって残しておくと記念になりますね」とお客様からお言葉をいただいたり、ご家族やスタッフと会話するツールにもなっています。
今回はこのような形で園芸ノートが使われたことは驚きと感動をいただきました。
なかなか離床も厳しくなった時に「庭に行きたい」とご本人が仰り、看護師さんの付き添いで、最後庭に行けました。たまたまご家族も来られて、施設の庭でご家族と写真を撮ることもできました。
体調をみながらも、ご本人の希望が叶えられるように、これからもより多くの方の生活が豊かになれるように努めます。
園芸療法の良さを知っていただき、最期まで関わらせていただき、心から感謝いたします。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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