皆さまこんにちは♪ SMARTの石田です。

先日、【嚥下障害に対する理学療法士の役割~呼吸Ⅰ~】お話をさせていただきました

が、今回も【嚥下障害に対する理学療法士の役割~呼吸Ⅱ~】についてお話をさせていただきます。

嚥下と呼吸の協調

・摂食嚥下と呼吸は中咽頭を共有している。

・呼気相において嚥下反射が惹起し、嚥下後も呼気相から呼吸が再開されることで誤嚥を防いでいる。

・嚥下運動の間は呼吸が止まり、鼻咽腔閉鎖、喉頭・声門閉鎖が起き、食塊の喉頭や気管への侵入を防ぐ嚥下無呼吸が生じる。

嚥下障害と呼吸

・誤嚥と呼吸のタイミングにずれが生じる場合や嚥下後の呼吸再開が吸気相の場合、誤嚥を生じやすい

・努力性呼吸を呈する場合は、嚥下筋が呼吸補助筋として活動し、舌骨や喉頭の動きを抑制するため、嚥下の協調性が低下する。

・嚥下反射はpaCO2上昇により抑制されるため、呼吸状態が不安定な場合や呼吸器疾患を呈する場合は特に誤嚥を生じやすい。

咳嗽(がいそう)のメカニズム

① 吸気相 異物を吐き出すのに必要な空気を肺に吸い込む。

② 加圧相 正門を閉じ、吸い込んだ空気を肺に溜め込む。呼気筋を収縮させ、閉じ込めた空気に圧力をかけ、気道や肺の内圧を高める。

③ 声門を開け、圧が高まっている空気を一気に排出し、気道にあるものも一緒に体外に吐き出す。

咳嗽力と呼吸の関係

◇強い咳をする条件

① しっかり空気を吸える(肺活量)

②声帯の機能が保たれている

③腹筋などの呼気筋が強い

食べることは、命に直結する大切なことであると同時に生活を豊かにする楽しみの一つでもあります。

喉を通して食物を摂取することはとても大切なことです。

最後までお読みいただきありがとございました。

これから、さらに穏やかに、楽しく過ごせるように、私たちSMARTがお客さまと一緒にリハビリを進めさせていただきたいと思います。

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