皆さまこんにちは♪ SMARTの石田です。

本日は、「摂食嚥下リハビリテーションの実際 理学療法士の国家資格を持つリハビリの役割」についてお話しをさせていただきます。

1.摂食嚥下に対する理学療法の目的

<姿勢コントロール ~座位が可能な方~>

・嚥下筋が効果的に機能するよう、体幹を中心とする姿勢調整能力のに維持・向上

姿勢調整能力の維持・向上

<姿勢調整 ~座位が困難な方~>

・嚥下路の形態や食塊の通過側、気管と食道の位置関係を変えることによる食塊の安全な摂取の実現

※筋疲労が少なく、耐久性の低い方や認知症の方に適している。

2.摂食嚥下に対する理学療法の目的

摂食嚥下訓練(食べる、飲み込む)で呼吸練習は必要ありますかとお問い合わせが特に多いので少しお話させていただきます。

嚥下障害に対する呼吸リハビリの役割とは、、、

嚥下障害がある方は呼吸パターンが乱れていたり、気道分泌物(たんなど)を排出する能力低下など、呼吸機能のも問題が生じます。

嚥下障害における呼吸リハビリは、呼吸機能に直接的に働きかけることにより、嚥下機能にも有効的と言われています。

嚥下障害がある方の呼吸リハビリは、大きく呼吸訓練と排痰法から構成されています。

<呼吸リハビリ>

・嚥下反射時における嚥下性無呼吸の維持・向上

・嚥下反射前後における呼気タイミングの維持・向上

・誤嚥物の排出に必要な咳嗽力(がいそうりょく)の維持・向上

※咳嗽(がいそう)とは、咳のことです。咳とは気道に侵入した異物や分泌物を即座に排出するための、生体反射の一つです。

<調整・指導>

・嚥下に適したベッドや椅子・机などの環境調整

・ご家族様に他職種に対するポジショニングなどの指導

・ストレッチや筋力運動、呼吸練習などの自主トレ指導

<姿勢に関する主な評価>

・バランス練習

・バイタルチェック

・筋力測定

・ROM-T

<姿勢に対する主な理学療法>

・嚥下筋、呼吸筋などのストレッチ

・ROM-ex

・筋力増強練習

・バランス練習

<呼吸に関する評価>

・視診:呼吸補助筋

・呼吸様式

・聴診(聴診器にて):胸部など

・胸郭可動性

<呼吸に関する理学療法>

・ストレッチ

・咳嗽(がいそう)練習

・呼吸練習

・呼吸介助

などです!

食べることは、命に直結する大切なことであると同時に生活を豊かにする楽しみの一つでもあります。

喉を通して食物を摂取することはとても大切なことです。

嚥下障害に対する、呼吸訓練はとても大切なことです!!お気軽にお問合せください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

これから、さらに穏やかに、楽しく過ごせるように、私たちSMARTがお客さまと一緒に訓練を進めさせていただきたいと思います。

何かご不明な点・質問などございましたらご連絡いただけますと幸いです。

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