植物の力で心や体に働きかける園芸療法|自費訪問リハビリ|認知症
みなさん、こんにちは。
園芸療法士のちゃんです。
まだまだ寒い日が続いておりますが、みなさまはいかがお過ごしでしょうか?
先日、園芸療法中にお客さまと庭散策した時、
沈丁花の蕾が膨らんできているのを見て
お客さま:春の訪れを感じるね~
とにっこりと笑って仰っていました。
株式会社SMARTにて、自費の園芸療法を始めて、3か月が経ちました。
たくさんの方のおかげで、少しずつお客さまが増えてきています。
お勧めしてくださった関係者やサポートしてくださった皆さまに感謝いたします。
最近、園芸療法の依頼があった方として
A:認知症状があり、お風呂の予定などを何度もスタッフに確認する
B:帰宅願望や生きることに対するマイナスの発言があり、不穏になることが多い
C:ずっとベッド上で過ごされていたが、最近体力が上がってきて活動的になった
施設スタッフだけで対応することは難しいため、園芸療法をお勧めしてくださったことは一つの理由だと考えられます。
A様とB様はご家族さまとなかなか会う機会がなく、不安や淋しさから認知症状が顕著に出ていると感じます。
園芸療法は基本個別で介入するので、作業しながら対象者様の話を聴くことも多いです。
楽しい話もあれば、もうあの世に行きたいとネガティブな発言もあります。
その方の話を肯定も否定もせず、ただ聴くだけで、すっきりされることが多いです。
年齢を重ねるごとに他者と交流する機会は減っていきますが、「自分の話を聴いてもらいたい」「理解してもらいたい」「認めてもらいたい」という承認欲求は誰しも必ずあると言われています。
園芸療法は植物を育てることを通して、五感を刺激し脳の活性化を図ることや、育てたものが開花し、結実することで達成感や満足感が得られ、精神的な安定に寄与することもできます。
植物を育てる過程の中で、自分の話をじっくり聴いてくれる園芸療法士の存在とその時間は、施設に入居し他者と関わることの少ない方にとって感情表出の場でもあります。
植物の成長とともに、園芸療法士との関係性も構築していきます。
その積み重ねが「次、いつ来るの?」「また来週ね!」と楽しみにしてくださる方もいらっしゃいます。
園芸療法の時間はただリハビリするだけではなく、良質な時間(特別な時間)だと感じてもらえるように一人ひとりの状況や状態に合わせて関わらせていただいています。
B様と園芸療法を始めて約一ヵ月半経ちますが、園芸療法の時間はいつも穏やかに過ごされています。
B様が園芸療法をやっているところを見た他の入居者様からは
「今日は笑ってたね!」
「あの方はいつもそうじゃないけど、園芸をやっている時は穏やかだね。やはり自分の好きなことをやっていると本当の自分戻るかな。とても輝いて見えた…」
との言葉をかけられました。
園芸療法の時間だけではなく、日々の生活も穏やかに過ごされることを目標に継続的に関わっていきます。
次回はC様やほかの事例もご紹介できたらと思います。
最後に、12月のブログで紹介した事務所の植物たちの成長を…
ここでも春の兆しが…
最後までお読みいただきありがとうございました。
園芸療法は何となく良さそうだけど、何をやるのか?がわからない方は体験もできますので、ぜひお問い合わせください!
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