施設に入っても自分らしくいられる時間が大切です!|(株)SMART自費訪問|世田谷区・港区東京都内
みなさん、こんにちは!!園芸療法士のちゃんです🌷
1月が終わり、まだまだ寒い日が続いておりますが、2月4日は立春を迎え、少しずつ春の兆しを感じられそうです。
植物が動き出して、園芸作業するのに良い時期になってきますので、私はとても楽しみです!
さて、今日は私が園芸療法をする中で、感じたお客様のニーズをお伝えいたします。
最近新規のお客様の中には、施設に入居されている自立の方や軽度認知症の方が増えてきています。
「昔、花を育てていた」「家にいた時に野菜を育てていた」がきっかけで、施設でも続けられるなら…のスタートが多いです。
園芸療法を続けていくとお客様との関係性が構築していき、セッション中にたくさんの話をしてくださいます。
「いつも部屋にいるから、外に出られて嬉しい~」(93歳・女性)
「ぼーとする時間が嫌いだけど、部屋にいてもやることがなくて…」(92歳・女性)
「いつも部屋でごろごろしたり、テレビ見たりしてるから、このまま人生を終えていいかなって思ったりしてる…」(92歳・女性)
それぞれのお客様が近い悩みを抱えていました。
施設に入ると食事や掃除、洗濯、のどが渇く時もスタッフがお茶を用意してくれることがあります。
整っている環境の中では、主体的に動かなくても支障なく生活することができます。
安心安全に過ごせる一方、やることがなく、衰えていくことに不安に感じる方もいらっしゃいます。
園芸療法の良さは様々ありますが、ご本人が主体的に作業できる場を提供しています。
誰かに手伝ってもらうのではなく、一人ひとりのペースに合わせて、ご自身で考える・選択する・作業していただいています。
「何を植える?」「どのように手入れをしていく?」「収穫したらどうしましょう?」などなど…園芸療法士と一緒に考えながら進めていきます。
そして、いかに綺麗な花を咲かすよりも、たくさんの野菜が採れるようにするよりも、その方の気持ちを大事にしているので、否定されることなく作業ができます。
指示や否定されることなく、作業ができると…
「心から笑える時間がなくなったから、今日もありがとう」
「朝から良いひと時を過ごさせてもらえました」
「来週も楽しみにしています!」
自分が主体的に、好きなことを、好きなようにできる時間は、年齢性別関係なく自分らしく、楽しくいられると思います。
園芸療法は、植物を介して、その時間を提供しています。
最後に、ここ数日素敵だと思った園芸療法の瞬間をご紹介いたします。
去年の夏に〇〇様と種まきしたコスモスが開花し、とても思い入れのある花だったので、枯れる前に押し花にしました。
完成したコスモスの押し花や庭に咲いてるお花を使い、押し花アートを作成~
好きなように配置していただいた後に、テーマをお伺いすると
「季節のワクワク…ワクワクならもっと花が多い感じがするから、季節の喜びだ!」と素敵な笑顔で教えてくださいました!
手も、頭も、心も動いていく園芸療法の良さをまだまだお伝えいたします!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
SMARTリハビリのお申し込み・お問い合わせはコチラから↓↓
インスタグラムでも園芸療法のご様子は発信しています↓↓