皆さまこんにちは♪ SMARTの石田です。

SMARTリハビリセンターは、完全個室・完全マンツーマン形式なので、人目を気にせずにリハビリに集中できます。担当と目標を共有し個室内の器具はご自由にお使いになれます。

また、担当セラピストが歩行練習、ストレッチ、徒手での筋力トレーニングなど丁寧に対応いたします。衛生管理を徹底しておりますのでご安心してご利用いただけると思います。

今回は、「脳梗塞・出血で後遺症により片麻痺の方でベッド上仰向けから座るところまでできないケースについて」お話しをさせていただきます。

片麻痺者の最も多い起き上がり動作は、非麻痺側へ半側臥位となり非麻痺側上肢のon elbow(肘をついた状態で上体を起こして支える)からon hand(手をついた状態で上体を起こして支える)で端坐位をとる

※側臥位とは横向きに寝ている状態。半側臥位とは、仰向けから左右どちらかに体幹を45度程度ひねった体位である。

起き上がり時のポイント

◇頭部や体幹コントロールが重要であると言われています。頭部を起き上がる方向へ向けながらベッドから持ち上げ、非麻痺側の肩~肘の上へ移動しながらon elbowをとり、その後、さらに頭を手の上へと前方に移動して、on handをとります。その際に麻痺側の肩甲帯が引けないようにすることと、麻痺側の股関節が外転外旋位をとらないように注意します。

◇半側臥位から端坐位の際には、下肢の重みを利用しながら、頭部を挙上して起き上がる方向を向き、頚椎→胸椎→腰椎と屈曲、回旋、側屈の動きに伴い、狭くなる支持基底面に対して重心がその中に保持できるかいうこあとが重であると言われています。

起き上がれない原因の代表的なものと動作指導

◇下肢が屈曲してしまい起き上がれない場合

<動作パターン>

麻痺側肩甲帯は後方に引かれ、頭部はほぼ上を向き、そこから起き上がろうと頚部、体幹屈曲するが、麻痺側下肢の屈曲方向の運動を阻害することとなり、起き上がることはできません。真上に起き上がるイメージが強いことが多いです。

<動作指導>

寝返るつもりで側臥位からon elbowをとりながら下腿を垂らし、その重みを利用してon handになるように指導していきます。

◇動作開始前に起き上がる側のベッドスペースを広くとる

◇支持側の下腿をベッド端に落ちるところまで足を誘導します

◇顔を起き上がる方向へ向け、側臥位に寝返るように指示します

◇麻痺側肩甲帯が後方へ引けないように麻痺側上肢を腹部の方へ伸ばし、非麻痺側の手の付く位置を誘導します

◇肘の屈曲と肩関節を伸展させ、on elbowをとります。その時、下肢の重みが利用でき、体幹が起き上がると同時に、on elbowからon handがとりやすくなります。

次回は、「起き上がれない原因に代表についてPARTⅡ」のお話をさせていただきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

これから、さらに穏やかに、楽しく過ごせるように、私たちSMARTがお客さまと一緒に訓練を進めさせていただきたいと思います。

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