皆さまこんにちは♪ SMARTの石田です。

前回同様、新たに生まれ変わったリハビリ施設を掲載いたします。

今回は、「疾患による歩き方の特徴について」お話しさせていただきます。

先ずは、、、

パーキンソン病の歩行について

◆すり足(足を床にすって歩く)

◆小刻み歩行(歩くときに歩幅が狭くなる。この際に腕の振りも悪くなる)

◆突進現象など(前のめりで歩き、歩いているうちに早足になる)

◆すくみ足(歩き始めや歩いている時に、足の裏が地面にくっついたように歩けなくなる)

本日は、パーキンソン病の歩行の特徴としてすくみ足があります。こちらの歩行について、お話しさせていただきます。

すくみ足の分類について

◆すくみ足とは歩き始めているときに地面にくっついたように歩けなくなる状態と表現されることが多いですが

他には、、、

◆完全に動きが停止してしまう状態

◆小刻みで、すり足になる状態

以上の3つのタイプに分類されると言われています。

すくみ足の出現

すくみあしの出現は、

◆歩行開始時

◆方向転換時

◆狭所の通過

◆目標物手前で

◆エレベーターの出入りや横断歩道を渡るときなど、時間的な制約がある状況や、対向者が来たとき

などですくみ足が出現しやすいと言われています。

転倒予防でできること

すくみ足の対処方法についてご紹介します。

◆まずは、普段から腕(手)でリズムをとるように大きく振り、ひざを高く上げ、かかとで着地するようにこころがけましょう。

歩きはじめは、

◆「せーの、いち、に、いち、に・・・」とリズミカルなかけ声をかける。「せーの」の合図は動作をどスムーズにします。

運動に際しての合図には、2種類あります。1つは、用意の合図。もう一つはスタートの合図です。

先日、子供の運動会に行ってきました。その時に思ったことは、徒競走をするときに、この日は強風で「よーい」の声がかき消されることが少なくありませんでした。

いきなり「ドン!」といわれるよりも、「よーい、ドン!」と言われる方が、体はスムーズに早く反応できます。

スタートの合図から、実際に筋肉が収縮始めるまでの時間を「反応時間」といいます。若者に比べ、高齢者は反応時間が遅くなっています。

パーキンソン病のお客様は、その傾向がさらに顕著です。

用意の合図がスタート前にあると、だれでも反応時間が短くなります。これは、パーキンソン病のお客様も同様で、動きがかなり速くなると言われています

◆前屈み姿勢の方は、背筋を伸ばして体をまっすぐに起こす

◆一側下肢を後方に引いてから振り出すようにする

◆重心をいったん、かかとに(後方に)移動させてから振り出す

◆床にビニールテープをはしご状のしるしを付けそこをまたぐようにする

◆介助者が手を軽く前方から引くようにして、歩き始めを誘導する

以上のことのいくつかを組み合わせながらぜひ試してみてください!歩きにくさが改善すると思います。

ご自宅にお伺いしリハビリして思ったことは、何もないところでは足が止まってしまうのに対して階段ならのぼれたり、お店の前にある段差を高く膝を上げ昇り降りを容易に出来るというようなことが少なくありません。

転倒にくれぐれも留意していただき安心、安全に穏やかな生活が送れるよう、色々な動作を練習してみてください。

これから、さらに穏やかに、楽しく過ごせるように、私たちSMARTがお客さまと一緒に訓練を進めさせていただきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ご不明な点がございましたらご連絡いただけますと幸いです。

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